シャンプー類は何故髪の毛の質に左右されるのか?
最初にシャンプーとはどういった物で出来ているのか解説したいと思います。
1:水
2:洗浄成分(界面活性剤)
3:有効成分(アミノ酸やオイル、香料等)
実は水と洗浄成分で90%を占めるのがシャンプーなのです。
ちなみに3の「有効成分」とは、アミノ酸やオイルといったCMで商品を買わせる
「良い印象を持ち現に効果のある成分」です。
実は、市販の安い商品は、本当に微量(10%以下)という事実を知らない人が多いです。
ですから
1:シャンプーに入っている有効成分で商品を選ばないこと、
2:洗浄成分でシャンプーを選ぶこと
が大切になります。
また、シャンプーでオーガニックでも成分名のばかり宣伝する商品は注意が必要です。
成分名が一番下でごく微量の場合があります。
一番宣伝でアピールしている成分が一番下の場合は、その商品を買わない方が賢明で、
成分名と同時に量を意識するようにして選ぶことが大切です。
シャンプーの有効成分の有効とは大きく2通りがあり
1:頭皮の状態を良くする成分
2:髪のキューティクルを整える成分
になります。
様々な成分がある中で、髪の毛に効果が強いのが、◯◯油と言った成分で、
これは髪の毛のキューティクルの摩擦を保護し、かさつきを抑える効果があります。
頭皮と髪の毛に良い成分は
「アミノ酸」で、このアミノ酸が無いと「髪の毛の組織の修復」が出来ない
ので本当に必要な有効成分はアミノ酸なのです。
シャンプーやトリートメント類が一番髪の毛の質を左右する理由を説明します。
髪の毛は水に濡らした時点で痛み始めます。
シャンプーやトリートメント類が一番肝心なのは、
そのダメージを最小限にすることなのです。
つまり、
ダメージを少なくして汚れを取ること、
それと同時に有効成分で少しでも浸透させて、
より良い髪の毛が生えやすい環境を作ることなのです。
髪の毛の構造は、輪切りにすると外側からキューティクル・毛皮質・毛髄質の順に
丸太のように巻き付いた構造になっています。
髪の毛が濡れると、鱗のように密集している、
キューティクルが鱗の様な構造が開くようになります。
髪の毛を濡らした時点での「ざらつき」はこうした事が大きな原因になっています。
このざらついた状態があると、髪の毛の毛皮質の中に入っている
アミノ酸がキューティクルの隙間から出るようになります。
そのため、ただ乾燥しているよりも髪の毛が傷みやすくなるのです。
シャンプーは、この傷んだキューティクルの隙間から、髪の毛の芯に成分が入り込むのです。
この時シャンプーに髪の毛を痛める成分が入っているとしたら、
傷んでいる状態の髪の毛に、
更に髪の質を悪くする成分を入れ込むということを、行なっているのです。
つまり、
洗っている髪の毛の洗浄が、髪の毛を痛めてしまうということになります。
選ぶポイントで重要なのは、髪の毛を濡らした時点でのダメージを最小限に抑えて、
かつ、髪の毛の毛並みを良くする成分を補給する物が入っている
のが望ましいということなのです。