シャンプー選びの基準
1)気を配りたいシャンプーの洗浄成分とは?
2)洗浄成分以外にも髪の毛を痛める要因とは?
3)弱酸性とか曖昧な表記の注意点
4)無添加の意味と本当に髪の毛に良いという意味は?
〈1)気を配りたいシャンプーの洗浄成分とは?〉
シャンプーの役割は何かというと、髪の毛を綺麗に洗うというのが本来の目的になります。
シャンプー選びに失敗している方は、シャンプーの中の洗浄成分に関してあまり知らない方が多いのが特徴です。
髪の毛を洗うものがシャンプーで宣伝で優しいと言っているから、それでいいのではないかと思っている方もいますが、その成分に関して無関心なのは大きな問題があるのです。
ラウリス硫酸ナトリウム
ラウリル硫酸ナトリウム
ラウリス硫酸アンモニウム
ラウリル硫酸アンモニウム
この4つの成分を見ても、どういった成分かよく分からない人が多いのですが、この成分は硫酸系と言って、洗浄成分のうちでもかなり強力な成分になります。
強力な成分ならば問題が無いと思われがちですが、この成分は頭皮を痛め髪の毛の必要な成分を全て、洗い流してしまうのです。
これらの成分は、洗うといった目的は達成できるものの、洗う以上に、頭皮や髪の毛の構造を破壊して、良い環境を保つことが出来ない成分になっています。
イメージすると台所用洗剤の様な洗いあがりです。
台所用洗剤の洗浄力は想像できると思いますが、危険な点として
1)細胞の膜やキューティクルを傷つける
2)髪の毛の有効成分(アミノ酸)を洗い流してしまう
といった大きな問題があります。
では、この髪の毛を洗う成分が、入っている理由はなぜかといいますと、
原価が安く販売することができるからです。
それは、ドラックストアや一般的に売っている市販品の成分には多く使用されています。
皆さんが、商品を選ぶ基準のシャンプーの中で、美しいボトルやCMを目にすると思いますが、
この部分にお金をかけるために原価の安いこの成分が入っている様にしてコストを削減しているのです。
CMの様に綺麗な髪の毛にしたいと商品を手にとっていても、
商品を使用する中身がその髪の毛に近づかないような成分が入っていたら本末転倒なのです。
一部分の人に他の有効成分が入っているから大丈夫じゃないのと考える方もいますが、
それも大きな間違いです。
実はシャンプーボトルの裏側には、こうした成分の名称が書かれていますが、一番多い分量の入っているのは、一番上の左からなのです。皆さんが言っている有効成分はどの部分に入っているかといいますと、下段の方になると思います。
そんなの詐欺だよと思う方もいますが、CMで成分が入っているのは事実なのです。
ですが、その成分が洗浄成分のダメージをカバーできるといった保障は無いのです。
むしろ洗浄成分によって髪の毛が、傷ついた分を補修できる成分量が入っているか
判断できないのならば、最初に入っている洗浄成分を確認したほうが良いのです。
他に肌質によって大きなダメージになりかねないのが
ラウレス-3酢酸Na
酢酸クロルヘキシジン
と言った酢酸が入っている成分で、この成分は逆に洗浄力が弱く、頭皮にある有効成分を保護はできるものの、不必要な成分を洗浄で取りきれないといった特徴があります。
また、しっかりすすぎしないとフケの原因にもなります。
本当に肌の弱い人には向いていますが、通常の肌の強さなら、この成分で2度洗いしないとスッキリと落とせないことになります。
脂肪酸Na
脂肪酸K
石けん素地
これらの成分は脂肪酸といった成分で天然成分なのですが、水に溶けこむとアルカリ性になります。
実は人間の頭皮は酸性よりなのです。アルカリ性になることで頭皮の環境が変化して細胞膜が傷つきやすくなるのと、洗い残しの時点で、一番フケができやすい成分になります。
また、必要以上の脂の成分を洗い落としてしまうといった問題も起こるようになります。
石鹸を使用した事がある場合は、手を洗った後、何故かカサつきやすいと感じた事は無いでしょうか?
そう感じたことが頭皮に起こるようになります。
髪の毛にはまだ優しいのですが、髪の毛を生やす頭皮環境に問題が起こってしまうのは
大きな問題になります。ですから、頭皮が弱い人や頭皮環境を考えた場合は
この成分は避けたほうが賢明です。