グラノーラやシリアル、どれを選べばヘルシー?

グラノーラシリアルの選び方

あなたは和食派?洋食派?

和食と洋食、どちらにも良さがあります。2013年、和食がユネスコ無形文化遺産に登録されました。
( https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/ich/ )

和の朝食と言えば、ご飯とお味噌汁に焼き鮭と梅干。これに納豆も加えれば理想の朝食です。白ご飯が何杯も食べれます。
洋の朝食と言えば、オムレツにトマトケチャップをかけて、厚めのベーコンをしっとりと焼くも良し、薄めのベーコンをカリカリに焼くも良し。
オレンジジュースやミルクを飲みながら、ロールパンにバターを塗って食べる朝食もおいしいものです。

朝食だけではありません。昼食にはハンバーガーやパスタを食べることもあります。これらは日本以外の国から入ってきた洋食です。
対してそばやうどん、定食の類は和食です。夕食、カレーは手軽に作れるので働くお母さんにも便利で子供たちも嬉しいメニューです。

カレーにナンを添えればインド料理ですが、日本はご飯と一緒に食べるのでインドのカレーとは少し異なり甘口のカレーや日本独自のカレー文化が発達しています。
カレーのような一皿料理に対して、一汁三菜と呼ばれる和の夕食も、日本独自の文化。最近は一汁一菜でいいのではないか?と和食料理人の方が提唱なさり、働くお母さんが賛同しています。

日本・東京は食文化が発達していると言われる都市です。和食・洋食が混在し、様々な国の料理を食べることができます。しかし毎日でも食べたい料理、自分の体に合う食材は人それぞれ異なります。

グラノーラやシリアル文化流行の背景

洋食文化では、朝食にシリアルを食べる文化です。特にアメリカの家族が登場するドラマや映画を見ていると、そのような描写が多くみられます。
19世紀末のアメリカで朝食に関する健康改革運動がおこったことをきっかけに、朝食にシリアルを食べる動きが全土で広がります。

詳しくはぜひWikipediaを読んでいただければなるほどと面白い歴史を読み解くことができます。箱や袋から手軽に皿に盛り、牛乳を注げば、子どもでも大人でもものの1~2分でセッティングできます。それをスプーンで食べる。非常に簡単です。

これらをコールドシリアルと呼び、反対に加熱調理が必要なホットシリアルという文化も存在しますが、ここではコールドシリアルの文化に注目します。なぜシリアル文化が発達してきたのでしょうか?

シリアル文化発端の国アメリカを見てみましょう。アメリカは日本より多くの財力と力を持った、世界で有数の先進国です。
大統領がオバマ氏からトランプ氏に変わろうとも、アメリカ人と国力の話を始めると彼らは口を揃えてアメリカは世界ナンバーワンの国だと言い母国を誇ります。それらを否定はしませんが、健康保険やローン文化など、日本の文化とは異なりなんとも大変な点も多々あります。

健康保険を例にとりましょう。日本人は国民健康保険に加入していれば医療費の負担が3割で済みます。しかしアメリカには国が整備した保険制度はなく、加入していなければ目が飛び出るほどの大金を請求されます。虫歯の治療費は100万円で収まるでしょうが、救急車を呼んで搬送されることや外科手術は、払いきれるのかと心配になるような金額が請求されます。これはアメリカでは普通のことです。

そのためアメリカでは夫婦共働きが一般的です。生活にお金がかかるだけが理由ではなく、男性たちは生活を豊かにするため、子どもに必要な学習の機会を与えるため、老後の資産を形成するためとお金に対して貪欲です。加えて女性は、お金に対する貪欲さだけではなく、家庭にとどまり子育てをすることが私の人生なのか?私も仕事をして社会と繋がりを持ちたい、子育ては夫婦2人で、家族で行うことだという意識が強いです。

最近の日本社会で強く論じられている子供の保育園問題や働くお母さんと夫婦の問題などが、アメリカではずいぶん昔から論じられ、夫婦共働きは普通のことです。離婚率も高い国ですから、夫婦やパートナーではない、お母さんもしくはお父さんだけが一家を支える家族形態も普通のことです。ですから子供たちも親が働くことに理解を示し、自立しています。朝食がシリアルであれば、自分で手軽に準備ができるのです。

こういった背景もまた、シリアル文化の発展と向上に寄与しているのではないでしょうか?日本の働くお父さんお母さん達もぜひシリアルやグラノーラを手軽に食事の一部と考え、子どもに支度をさせる、自立を促す一つの働きかけになるのではないでしょうか。火器も包丁も使わず、皿とスプーン、シリアルと牛乳。難しいことは何もありません。

シリアルとグラノーラの違い

グラノーラはシリアル食品の一部で、それぞれの製法・食感が異なります。シリアルは原料(オーツ麦・小麦・大麦・米やトウモロコシ)を粉砕して成形し直して調理を加えた食品です。その過程でチョコやフレーバーが練り込まれることもあります。
グラノーラは原料(オーツ・麦・玄米やトウモロコシ)を焼いたもので、ナッツやドライフルーツ等も混ぜ込まれます。それぞれ製品になる調理過程が異なりますが、原料に大きな違いはないように見えます。

食感はシリアルの方が軽い力で噛みやすく、歯触りもよく小さな子供でも食べやすい製品が多いです。グラノーラは原料の形をほとんど残しており、歯ごたえも原料の特性を残し噛みごたえのある食感です。ドライフルーツでレーズンが入っていればぐにゃりとした食感、ドライストロベリーが入っていればさっくりとした食感を楽しむことができます。

子どもにとって噛みやすく食べやすいシリアルは、キャラクターが描かれたパッケージであることが多いです。グラノーラのパッケージには健康志向の方が興味を引きそうな、食物繊維の量や原料の良さのうたい文句が踊っています。シリアルは子供向け、グラノーラは大人向けに見えます。

ここまでシリアルとグラノーラを褒めて、ぜひ生活に取り入れて欲しいとお伝えしてきました。しかし、全てのシリアルとグラノーラがあなたの味方ではないとお伝えします。シリアルとグラノーラを購入するときには、成分を見極めて購入しなければなりません。なぜでしょうか?原料を見ても、いかにも健康な食品ばかりに見えます。

砂糖の量がシリアルとグラノーラおいしさを決める

グラノーラを食べたことがありますか?もしくは自分で手作りしたことはありますか?シリアルを手作りすることは難しいためグラノーラを例にとります。「グラノーラ レシピ」「グラノーラ 手作り」と検索して、原材料の一覧を見てみてください。砂糖やシロップ、油の量を見ることができます。グラノーラの原料をグラノーラとして美味しく形作るのは、この砂糖・シロップ・油があってこそです。

シリアルも同じく、粉砕した原料となる穀物を再形成する際に混ぜ込む砂糖の量やチョコレートなどのフレーバーが多ければ多いほど、食べた時に甘さや美味しさを感じます。形成後にも砂糖をまぶし、これらが掛けたミルクに溶け込むことでミルクも甘くなるのです。子供は甘いものが大好きです。甘いものを食べれば食べるほど虫歯のリスクも高まります。毎朝甘いシリアルを食べさせて、十分な歯磨きをしないまま1日を過ごせばすぐに歯がボロボロになってしまいます。

シリアルもグラノーラも、原料となる穀物は、何の変哲もない穀物です。生のお米を食べるとおいしいですか?特に美味しくありません。麦もトウモロコシもそうです。加熱や味付けを経て素材の良さが引き立ちます。その味付けとして、シリアルとグラノーラには恐ろしいほどの糖分が含まれているのです。

砂糖の摂取量

世界保健機関(WHO)が発表しているガイドラインでは、成人および子どもが1日に摂取する糖類の適正量を定めています。それを砂糖に換算すると1日小さじ6杯程度です。
ではここで、日本のスーパーで必ず見かけるグラノーラの糖分の量を見てみましょう。公式ホームページ上で、1食50グラム当たり小さじ2杯分と記載されています。

実に考えさせる記載です。というのも、小さじ1杯は、小さじで測る食品によって「何グラムなのか?」が異なるためです。
上白糖であれば小さじ1杯は3グラム、グラニュー糖は4グラム、ざらめは5グラム、水あめやハチミツ・ジャムは7グラムです。

どのような糖類を使用しているのか明確ではないままに「小さじ2杯分の砂糖」という表示は明確ではありません。少なくとも液体状の糖分を使っているのか、粉体上の糖分を使っているのかによって砂糖のグラム数はずいぶん異なってきます。

グラノーラに含まれる糖分を非難する前に

シリアルにもグラノーラにも、かなりの糖分が付与されています。これは悪いことなのでしょうか?
あなたはシリアルとグラノーラの原料に糖分を付与せず食べたことはありますか。率直に言うとおいしいものではありません。少なくとも私の舌では、穀物のざらざらとした舌触りと、口の中に広がる素朴な味わいが何とも不思議な気持ちにさせられます。

確かに例にとったグラノーラの「小さじ2杯分の糖分」は少ないものではありません。砂糖は1日小さじ6杯が適正量である中、3分の1を朝食で摂取してしまいます。1食100グラム食べれば、小さじ4杯分の砂糖を摂取することになります。これを多いと考えるのか、少ないと考えるのかは人それぞれです。

子供の生活では、朝から幼稚園や小学校に行き、全力で遊んで全力で勉強をします。その間少なくとも小学校では、給食の時間以外にお菓子をつまむことはありません。学校の授業の後に塾や習い事に行けば、その間お菓子をつまむことはありません。

そうこうしているうちに夕食になれば、夕食で甘いメニューを食べることはあまりありません。こう見ると、ジュースでも飲まない限り1日の流れの中で砂糖を摂取しすぎていることはないわけです。大人の生活ではどうでしょうか。グラノーラを朝食に食べ、昼食後にコーヒーを飲む。コーヒーに砂糖を入れる。コーヒーを飲みながらチョコレートをつまむ。仕事中に煮詰まってまた少し菓子をつまむ。残業しないと終わりそうにないときは夕方にまた少し菓子をつまむ。これは明らかに糖分を摂取しすぎです。

自分自身の生活スタイルと毎日平均的に食べている食事や菓子の量を冷静に分析すれば、グラノーラやシリアルに含まれる糖分を「多すぎる」「甘すぎる」と目くじら立てることは一切必要ないのです。

おすすめのシリアル・グラノーラの食べ方

シリアル・グラノーラと言えば牛乳をかける。この固定観念を取り去ってください。おすすめの食べ方は、無調整豆乳もしくは温かいヨーグルトをかけて食べる方法です。

無調整豆乳と調整豆乳の違いは、漢字の通り、成分を調整しているか、していないかです。調整豆乳は飲みやすさを追求して糖分も付与されています。無調整豆乳は成分を調整されず香料や糖分が付与されているものではないため、豆乳そのものの匂いもしっかりとあります。

調整豆乳やフレーバー豆乳ばかり飲んでいる方には抵抗があるかもしれませんが、まずくはありません。牛乳には脂肪分が多いため、無調整豆乳で脂肪分の取り過ぎを抑えましょう。

温かいヨーグルトは、レンジで1分未満程度加熱したヨーグルトです。寝起きで急にカーテンを開けられて日差しが入ってくるとまぶしいように、寝起きで突然冷たいものを流し込むと胃や腸も驚きます。シリアルやグラノーラが温かいと、胃や腸もスムーズに活動を始めることができます。

シリアルやグラノーラには多くの糖分が使われていることは否定できません。フレーク状のものだけでなく、シリアルを固めて棒状にしたスナックなども、チョコレートなどでコーティングされています。しかしよく噛んで食べると少量で満腹感があり、1日全体で糖分摂取量の調整をすれば決して砂糖が多すぎる食べ物ではありません。

ライフスタイルと1日の食事メニューにうまく取り入れて、活用したい食品です。

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