弱酸性とか曖昧な表記の注意点

(3)弱酸性とか曖昧な表記の注意点

シャンプーで目にする、弱酸性、アミノ酸配合と言った表記には一体どういった意味が隠れているのでしょうか?

それは成分の状態を示しているのであって、その成分が直接肌に良いといった効果が保障されているものでは無いのです。
また、こうした表記があったとしても、「有効成分」が少ないため、シャンプーとして使用してもその効果に大きな疑問があるケースも有ります。

シャンプーでよく書かれているものとして

ノンシリコン
弱酸性
地肌に良い
◯◯エキス配合

この4つは注意です。一見非常に成分や使用感が大変いいと勘違いされがちですが、良く表記を見ないと駄目です。

最初のノンシリコンは、シリコンが入っていないといった意味で一時期非常に流行りましたが、実はシリコンは全て悪者では無いのです。

1980年代の初期のシャンプーに入っていた、シリコンはあまり良くない成分にも関わらず、入っていました。
シリコンは髪の毛の摩擦をなくす成分ですが、悪者になった理由は、毛穴を塞ぐといった問題があるからです。そのシリコンを抜いた商品がノンシリコンと言って販売されました。

昔のシリコンは髪の毛を痛める効果が高かったのですが、最近のシリコンは、髪の毛同士の摩擦を避けるといった適度な量が入っている場合もあります。
シリコンは合う、合わないの個人差が激しいのが特徴です。

一番の問題は、シリコン以外にも同様の効果を持つ成分がノンシリコンシャンプーに入っている場合です。

シリコン入の商品が合わない人が、ノンシリコンと言ってもシリコンと同じ成分が入っている商品を購入している場合はその商品を避けるのが無難です。

ノンシリコンと言ってもメチコンの成分が入っている商品はノンシリコンのシャンプーに変えても髪の毛に同じ成分を使って痛めつけているので注意が必要になります。

[メチコン]
ジメチコン
アミノプロピルジメチコン
シクロメチコン

弱酸性とは、実は合成界面活性剤を使用している場合です。

石鹸で髪の毛がきしむ場合の人はこの表記で商品を探している方が多いのですが、この成分は先ほど話した洗剤で頭を洗ってるのと同じ理屈になります。
酸性の方が頭皮環境には良い物の、細胞膜を傷つけるので注意が必要になるのです。

地肌に良いというのは表記の曖昧を意味しており、具体的に何がいいというのは書かれていないので注意が必要になります。
頭皮に優しい成分が上から書かれているか、しっかりと見直す必要があるケースに該当します。

◯◯エキス配合これは、成分の量が入っていれば表記することが出来ます。

自然成分の場合は下の表記の方に書かれている場合は成分量が少ないので注意が必要になります。
また◯◯エキス配合といった表記も同様の扱いで、エキスと言っても合成で作った天然由来ではない場合もあります。

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