敏感肌さんが気を付けないといけないことは?

敏感肌は、ストレスや体調不良、外的刺激などによって肌の角質の
バリア機能が弱まり、肌本来の防護機能が果たせていない状態の肌のことを言います。

仕事や人間関係などのストレス要因で顔にニキビなどの吹き出物が出やすい、
月経前に肌荒れを起こしやすい、季節の変わり目に肌荒れを起こしやすい、
化粧品を普段使っているものと違うものに変えるとすぐ肌荒れを起こす、
髪の毛や服が肌に当たり痒みが出るなどは全て敏感肌の症状です。

そんな刺激に弱い敏感肌の人が気を付けるべきこととは?

「敏感肌の人が気を付けるべき言葉」

自分が敏感肌だと自覚している人は、化粧品を選ぶ際に
「無添加」「自然派」といった言葉に惹かれやすくなります。

「無添加なら肌に良いものだろう」
「自然派ということは天然素材ばかりを使っているんだろう」そんな思い込みはありませんか?

旧表示指定成分と呼ばれる102種類の添加物が入っていなければ「無添加」と表記できるため、
実は無添加を謳っている商品のほうが刺激が強い成分が入っている可能性があります。

また、成分の一部に

天然由来の植物エキスを使用しているため「自然派」と表記してあるだけで、
その一部の植物エキス以外は全て化学合成成分

という場合もあります。

肌に良いものを、と思うあまりメーカー側の宣伝文句を鵜呑みにしてしまうことのないよう、
商品を選ぶときは配合されている成分をしっかりと確かめてから購入するようにしましょう。

「自分の肌に合わないものを特定してみる」

敏感肌の人に多いのは、「特定の添加物が入っている商品を使うと肌荒れを起こす」というものです。

特定の添加物が肌に合わないのが原因のため、
その添加物が配合されているものを避ければ肌荒れを起こさず敏感肌の症状がでにくくなります。

まず、今まで使用してきて、肌荒れを起こしてしまったことがある商品と、
その商品に使用されている全成分を確認します。

その全成分を確認していくと、ある決まった成分が配合されている
商品を使用した時に限り肌荒れを起こしていたとわかる場合があります。

肌荒れの原因となる添加物を特定できれば、
それが使用されていない商品を選ぶことで選択肢が広がります。
今一度、合わなかった商品の成分をメーカーホームページなどで
チェックしてみてはいかがでしょうか。

「敏感肌の人が気を付けるケア」
敏感肌の人は少しの刺激で肌荒れを起こしやすいのですが、
その原因は角質が傷ついたことで肌の水分保持力が落ち、
乾燥しがちな肌になっているためです。

紫外線や外部からの刺激で肌の表皮組織が傷ついてしまうと、
角質の代謝が必要以上に進んでしまい未熟な状態の角質になってしまいます。

未熟な角質はバリア機能が落ちている状態なので外部からの刺激を更に受けやすくなり、
それが更に角質のバリア機能を失わせる魔のスパイラルに陥ってしまうのです。

そんな角質のバリア機能を補うために、角質を保護しつつ未熟な角質を回復させるため
肌の水分保持をしっかりと行い保護してあげることが重要なのです。

そのため敏感肌の人は

角質同士をしっかりと繋ぎとめてくれる役割のある
「セラミド」と呼ばれる角質細胞間脂質を不足させないように

意識してケアしてあげることが大切です。

セラミドを補充してあげることによって角質同士が繋ぎとめられ、
肌の水分保持力が上がり乾燥肌が改善していきます。
商品を選ぶ際はセラミドが配合されたものを選んでみると良いかもしれません。

「敏感肌の人におすすめなセラミドの種類」
セラミドが良いといっても、実はセラミドにはいくつか種類があります。
商品の成分表をチェックして購入する癖をつけましょう。

【天然セラミド】
天然素材のセラミドは効果が高いものの、値段もかなり高価です。
馬、豚、大豆、小麦などの天然成分から作られたものです。成分表示はそのまま「セラミド」です。

【合成セラミド】
活性型セラミドとも言われ、人の肌にあるセラミドと同じ構造で合成したセラミドです。
天然セラミドに劣らない働きをします。成分表示は「セラミド」となっていたり
「セラミド1,2,3」などと番号表記がされています。

【類似セラミド】
セラミドと似た構造ですが、まったくの別物で効果もほぼありません。
メーカーが独自に「~~セラミド」と勝手に命名している場合もあります。
成分表示は「セラミド」とは表記できませんので、化学物質名で表記されます。

成分表に「セラミド」の表記がないのにも関わらず、
「独自成分~~セラミド配合」といったような広告がある場合は要注意です。

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