指定添加物の落とし穴と危険性

安全と国に認められた添加物の落とし穴
食品添加物は、その役割や効果の違いによって分類されています。飲食によって生ずる危害の発生を防止するための法律「食品衛生法」では、「指定添加物」「既存添加物」「天然香料」「一般飲食物添加物」の4つに分けられています。

そのうちの1つである「指定添加物」とは、長年使用されてきた実績がなく、天然・合成に関わらず安全性を国の基準でテストされ、摂取しても害がないと認められた添加物のことで、厚生労働大臣によって指定されています。平成28年10月6日改正の時点では454品目が登録されています。ですが、動物試験などで「安全」と認められたものの中にも、人間には害がある恐れのあると危険視されている添加物があるのです。

あなたにとって食品の価値は何ですか?

発色剤として使用される「亜硝酸ナトリウム」は、非常に毒性が強く、食肉に含まれる物質と結びつくと発ガン物質に変化することも確認されています。ハムやウィンナーなどの赤い色がそれです。鮮やかな色は私たちに「おいしそう」と食の意欲を高めますが、あなたは視的価値と安全…どちらを選びますか?

清涼飲料水やダイエット甘味料に使用される甘味料「アスパルテーム」は、脳腫瘍を引き起こす可能性があるとされ、海外ではアスパルテームは使用禁止と定めている国もあるほどです。同じ甘味料の「アセスルファムカリウム」もマウスの動物実験では、痙攣や内臓のうっ血、出血が見られ死に至ったとの報告があります。そんな危険を抱えてまで、痩せたいと思いますか?

オルトフェニルフェノール、チアベンダゾールは輸入物のオレンジやグレープフルーツ、レモンなどの柑橘類に使用される防カビ剤です。かつては、日本では農薬として利用されていた化学物質であり、毒性も高く、軽く洗ったくらいでは落ちません。動物実験でも膀胱ガンの発生が確認されており、成長が抑制される、遺伝子に影響を及ぼすといった結果がでています。

保存料として使用される「安息香酸」は清涼飲料水や栄養ドリンクに使用されていますが、動物実験で多く投与されたグループのラット全ての絶命が確認されています。安息香酸には安全に使用できる数値がきちんと定められ過剰添加にならないよう量を制限されていますが、少しの量でも人の胃腸の粘膜に悪影響を及ぼす可能性があります。

曖昧かつ疑問ばかりの国の基準

このように、危険性があるにも関わらず「国の基準」をクリアしたとして、国の指定を受け、表示されている添加物があるのです。安息香酸のように「量の制限」によって「毒性の危険」を回避した安心基準であるのならば、それは本当の安全といえるのでしょうか。

正しい知識と判断が貴女の命を守る

添加物は、食の質を高めることを目的として使用されていることが多いです。ですが、人体に影響を及ばす危険物質を摂取するリスクを背負うほどの価値があるのでしょうか。もちろん、安全なものもたくさんあります。きちんとした知識をもち、危険な添加物を遠ざける工夫が貴女の健やかな未来のために必要なのです。

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