Ph調整剤について

Ph調整剤の役割は味と状態を安定させる役割を持っており、Phが高い食べ物を加工した際、味がまずくなる、また食べる前に味が変化するのを防ぐために使われています。

コンビニに売っているお弁当やスイーツを始め、アイスクリームなど幅広い食べ物に含まれており、いつ食べても美味しい状態に保ってくれています。

 

Phなんてあまり聞きなれず、体に毒なんじゃないかと考える方もいると思います。

調べると危険性に関して書かれている記事が沢山あります。さて本当にPh調整剤は悪者でしょうか。

 

まずPhとは水素イオン(H+)がどれだけ含まれているか見る基準みたいなもので、水素イオンが多ければアルカリ、少なければ酸性となりますが、この水素イオンはある条件が加わると、マイナス類(A-など)のイオンなど他のものとくっつき水素イオンの量が変化します。

 

何でもそうですが食材自体、化合物のカタマリであり、加工過程で食材の状態が変化してしまうのも仕方がなく、変化した後と言うのはPhも変化します。食べ物を美味しくするため酸っぱくも苦くもない状態をPh調整剤で作りますよというわけです。

 

Ph調整の原理はイオンの均衡を保ち、まずい味が出ないよう調整すること。食品加工によりアルカリに傾くのであればマイナス要素を持った調整剤を使い、反対に酸性に傾くのであればアルカリ調整剤を使うといった具合で利用されています。

 

反対にPh調整剤のデメリットを1つあげておこうと思います。それは意外と思われるかもしれませんが、食べ物が日持ちしにくくなることです。

理由は目に見えない細菌達が活発になれるPhという物があり、Ph調整剤でPhを調整してしまうことで、細菌達が活動しやすい環境を作ってしまうことが考えられるためです。

 

Ph調整剤を使うことで細菌が増えることを防ぐために、食べ物には細菌が増えるのを抑える添加物が含まれていたりしますが、そういった添加物が入っていない場合は賞味期限が早かったりします。

 

賞味期限侮るなかれですね。

ですがph調整剤が入ったからと言って、高確率で食中毒を起こすというわけでではありませんので不安にならないでほしいと思っています。

 

ここまでPh調整剤に付いて書いてきました。

体内に入ると危険という意見もありますが、一概にそうとは思えません。

健康な体であれば、体内にある物質と作用し合いながら、害のない形で排出されるでしょうし、なにより、どこを調べてもどれくらいの「量」「期間」摂取して、副症状がでるのか、またPh調整剤のせいで諸症状が出たと判断した根拠がどこを探しても載っていないのです。

 

よって、巷で聞く危険神話は信用性が乏しいと考えています。

様々な情報が出回っていますが、まずは手に取って添加物の表示欄を見てみてください。

 

そして、正しい添加物の知識を持ったうえで食べることが一番健康的なことだと思います。

色々食べて食を楽しんでください。

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