酸化防止剤について

化粧品の変質を防いで長持ちさせる“酸化防止剤”

私たちが普段使用している化粧品には実にいろいろな成分が配合されています。
そして、それらの多くは空気に触れたり、長く放置したりすることによって
徐々に酸化が進み、変質して嫌な臭いを放ったり、
肌につけるとピリピリと刺激を与えたりするようになるのです。

これを防いでくれるのが「酸化防止剤」。ビタミンC(アスコルビン酸)や亜硫酸ナトリウム、ローズマリー抽出物などの名前でパッケージに表示されていますが、
化学合成したものと、天然のものとに分けられます。

酸化防止剤の中で注意したいのは、BHA(ブチルヒドロキシアニソール)、
BHT(ジブチルヒドロキシトルエン)などの石油系酸化防止剤です。

これらはアレルギーやガンを引き起こす可能性があるので、できるだけ避けるようにしましょう。
ファンデーションや口紅などさまざまな化粧品に配合されているので、
購入する時は必ず成分表示を確かめることが大切です。

また、酸化防止剤が配合されているからといって、その化粧品が永遠に腐らないわけではありません。

化粧品の種類にもよりますが、だいたい未開封のもので3年、
開封後は数ヶ月~1年以内に使いきらないと雑菌が繁殖したり変質したりするので、

在庫の回転が速いお店で購入し、できるだけ早く使うようにしましょう。

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ