ホルモン剤の役割について

女性ホルモンがその効用を果たすためには、レセプターと呼ばれる細胞に結合してあげる必要があります。
しかしこのレセプター自体は加齢によって増えてきますが、細胞に対しての反応は弱まってきます。
そのため化粧品のなかにホルモン剤を配合しても、その効果はあまりないといわれています。
女性ホルモンが入った化粧品は現在も販売されていますが、配合濃度はとても厳しく規定されています。
ホルモンを肌につけるとホルモンの作用が鈍り、かつ量制限もありますので、化粧品からの効果はあまり期待できません。
しかし加齢による肌の衰えを少しでも補うのが化粧品の本来の役目でもあることから、その効果に関係なくホルモン剤の入った化粧品は実際に流通しているのです。

肌に対してのホルモンの効果ですが、加齢研究の進展とともに徐々にそのメカニズムも解明されてきています。
このとき最も大切なのが、細胞増殖の影響になります。女性ホルモンの減少によって細胞増殖も低下してきます。
細胞の増殖が遅くなる原因がわかれば、たとえホルモンが少なくても有効な成分が発見される可能性があります。
今後もさまざまな研究が行われ、化粧品に含まれるホルモン剤の作用もよくなっていくことが予想されます。

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ