合成界面活性剤について
肌のバリア機能を破壊する!? 合成界面活性剤
化粧品にちょっと詳しい人なら誰もが知っている「界面活性剤」。
使い続けると肌に必要な脂分を溶かしてバリア機能を破壊してしまうということで避けられがちですが、実は種類によって危険度が変わってくるのです。
結論から言うと、本当に避けなければならないのは「石油系合成界面活性剤」です。
その他の界面活性剤は水で落とせばバリア機能を破壊する力はなくなりますが、
石油系の合成界面活性剤に限っては洗っても落ちにくく、皮脂膜を溶かして乾燥などのトラブルを引き起こしてしまいます。
しかし「石油系」「植物系」などの表示には明確な統一基準がなく、
一般の消費者である私たちにはなかなか区別することができませんよね。
もっとも、国からちゃんと許可されたものだけを使っているので
それほど神経質になる必要はありませんが、
気になるのであれば洗顔方法にこだわってみましょう。
メイクを落とす時、クレンジングと洗顔料を両方使っている場合は、
かかる時間が長いことからバリア機能を壊す可能性が高まります。
薄くファンデーションを塗るぐらいなら洗顔料だけでも十分に落とせるので、
使うアイテムはどちらか1つだけに絞りましょう。
アイメイクなどをしていて「どうしてもクレンジングを使いたい」という場合は、
必ずW洗顔がいらないタイプを選び、1分以内にクレンジングを終わらせてください。